病院経営に求められる継続的な課題

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病院経営にとっての薬剤費(6)

No.8

病院経営にとっての薬剤費(7)

値引き率は、採用品の構成によって病院間でばらつきがあることは、前回論じた通りである。

平成23年度に自治体病院協議会において、愛知県小牧市民病院の末永院長を座長として実施した薬価交渉プロジェクトの中で、500床以上、薬剤購買量20億円前後の病院(後発品の採用率も同じ位) という基準で約20施設を比較分析したところ、値引き率に5%程の差があった。

また、価格が高いと考えられている地域に所在する施設であっても、値引き率上位にランクされる病院もあった。このようなことから、 医薬品価格については、各病院の交渉力やその努力の積み重ねが大きく影響を与えているという印象を改めて強くもったのである。

一方、売る側に視点を転じると、高く売っていると考えられる地域のディーラーの利益が、安く売っていると考えられる地域のディーラーの利益と大きく違っているという形跡も認められない。ということは、 高く売られている地域は地元ディ薬品ーラーを潤しているのではなく、メーカーの利益を生みだしている地域と考えられる。

これは、かつてCTやMRの高額医療機器メーカーの営業責任者が東北地域を担当すると出世 するといわれた時代があったのと同様の現象であると考えられる(現状ではまた違う状況であるが)。

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