病院経営に求められる継続的な課題

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フォーラム No23

No.23

病院経営にとっての薬剤費(22)

 1月29日の中医協総会において、薬価交渉の早期妥結(未妥結減算)の方向性が確認されました。ルールの詳細は今後詰めるとなっていますが、この方向性が変わることはないと思われます。 フォーラム23
 この案に対して、各委員からは特に反対はなかったとのことでありますが、本当にこれでよいのでしょうか?私には川下の医療機関いじめにしか思えません。未妥結減算を掲げるのであれば、その前に川上であるメーカーとディーラーの建値制のあり方にもっと踏み込むのが本筋ではないでしょうか。
 建値制とはいいながら、ディーラーの最終利益は、年度末のメーカーとのアローアンス、インセンティブ交渉の結果によって左右されるのは周知の事実です。この問題を解決せずに、下流である病院(病院だけではないが)に、ペナルティを課すというのは、ある意味弱いものいじめにしか思えません。
 早期妥結を定着させたいのであれば、何故妥結の時期が遅くなるのかという市場の問題を正確に把握した上で、問題解決のための抜本的な対策を講ずるべきだと考えます。そのためには、メーカーとディーラーの力関係が、現状では一般の商習慣とは著しく違っている点等についての分析と対策が必要です。
 根本的な問題に踏み込むならば、そもそもの薬価の決め方、また各医療機関が薬価差益を経営資源に組み込まなければ、経営そのものが成り立たないという診療報酬の矛盾を解決する必要があるのではないでしょうか。
 特に、調剤薬局(大手チェーン)の妥結の遅さと、病院における問題と同列に論じるのであれば、今までに調剤薬局を優遇してきたのはどこの誰かと問いたいところです。

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