病院経営に求められる継続的な課題

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No.38

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薬価交渉について(2)

8月も終わり、はや9月。日によっては秋風を感じる季節となりました。病院にとっては上期の薬の価格を交渉する時期です。
今年度は診療報酬改定がない年なので、病院としては前年度の実績にいくら上積みをするかが勝負のしどころとなります。ここで各病院ともがんばって価格ランキングを上げる努力が必要です。
そのためにはまず、全国自治体病院協議会の薬価ベンチマーク等を参考に、明確なる目標設定をすることが大事です。
市場全体の流れでいうと、すでに後発品が上市されている、または近々後発品が上市されそうな先発品は、シェア維持のために思い切った価格政策をとってくるメーカーもあります。
また、メーカーの中には採用品のほとんどが長期収載品で、価格勝負をしてくる企業もあります。単品単価の交渉がベースとはいえ、メーカーごとの加重値引率をどのように評価するかという視点も持たなければなりません。
仮に、上積み目標を対前年度プラス1%ポイントとするとしても、これは前年度と採用品目が変わらないという前提での話です。もしも上期の間に後発品の導入が大きく進んでいる場合は、別の考えが必要です。
薬剤購入費を見て、先発品と後発品の割合が平成27年度にどのように変わったかの分析が求められます。後発品割合が著しく高くなっているとすれば、もはや対前年度の値引率を出発点とした交渉は妥当ではないということになります。
そういう意味では全自病協の薬価ベンチマークも、先発品と後発品を分けて提供しているので、参考になるのではと考えます。

 

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