病院経営に求められる継続的な課題

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No.55

平成28年度薬価交渉の総括

平成29年度がスタートしました。
今回は昨年度、平成28年度薬価交渉の総括をしたいと思います。  
全国自治体病院協議会の薬剤ベンチマークの集計も早ければ4月末には出てくると思います。一足早く平成28年度の傾向を振り返ってみます。ここ数年、全体としては値引き率が上昇(改善)する傾向にあります。2年に1回の診療報酬改定に伴う薬価引下げ分を全て吸収するには至っていませんが、以前よりは下落幅も小さくなり、2年間でかなり取り戻せている病院も多くなってきています。  フォーラム
12月の途中集計でも、地域差はかなり縮まってきています(以前は2%ポイント以上の開きもありました)。ただ、400床以上のボリュームユーザーの値引き率が頭打ちになっており、各都道府県を代表する県立中央病院クラスでの勝ち負けがはっきりしてきました。さる2月6日の全国自治体病院協議会の私の勉強会でも提示させていただきましたが、このクラスの病院は15%超を目標に引続きがんばっていただきたいものです。  
医薬品の購入価格に関する検討会の座長である末永先生(愛知県小牧市民病院事業管理者)もおっしゃっておられましたが、フラッグホスピタルが負けていると、その地域全体が医薬品メーカーにとって美味しい市場になってしまう、という意味合いを考えていただきたいです。そのような地域を見てみると、メーカー以前にディーラー間での競争が行われず、適度な棲分けがおこなわれているようです。それでは病院が努力してメーカーヒアリングを実施しても、メーカーにとっての脅威にはならないのです。
各病院もできれば、きっちりとした市場分析の上で、理論武装をし、ディーラー・メーカーへのヒアリングを実施してください。  
平成29年度は診療報酬改定がないので、価格ポジションの上昇を目指して頑張っていきましょう。                            (続)

 

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