病院経営に求められる継続的な課題

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フォーラムNo.63

コロナ禍のなかで

6月になり、どうやら新型コロナウイルスの感染拡大も一段落かと思える今日この頃です。  
しかし残念なことに、しばらく新規感染者が出ていなかった大阪府、京都府で、6月16日にそれぞれ3人ずつの報告がありました。また、新型コロナウイルスの封じ込めに成功したと大々的に全世界に発信していた中国の首都北京で、症状ありの感染者が100人を超えているとの報道もありました。  
次に来る第2波の備えが議論されていますが、私論を述べさせていただきます。  
第2波が今年秋から冬にかけ発生するとしたら、病院崩壊が一番気になるところです。この時期にインフルエンザも流行し、発熱した患者さんがどっと医療機関に押し寄せたらどうなるでしょう。想像するだに恐ろしい光景が目に浮かびます。  
今回の件で、国(特に安倍首相の取り巻きの輩)と厚生労働省は全くあてにならないことが白日の下にさらされたのです。各医療機関においては、自ら地域の住民の健康と安全を守るため、更なる努力を要求されます。
感染症対策の基本は「検査」と「(感染者とその濃厚接触者の)隔離」です。今年の2〜4月の3ヵ月を振り返れば、PCR検査数が伸びなかったことが国民の不安につながったことは間違いないのです。
ただ、ここにきて幸いなことに、PCRの簡易検査キットがこの秋には国内承認がおりて発売されそうです。この機器は定価1台300万円ほどという安価。院外にテントを建て、発熱患者などを事前に検査によりトリアージすることも可能にします。検査時間は1検体あたり20分とこれまでより大幅な時間短縮となるので、4台も設置すれば、患者の待ち時間の短縮にもつながります。私の手元に届いている情報では、ロシュ社の製品であるらしいので、第2波への準備を考えている病院、医院、また地域医師会などは前向きに検討するべきです。
また、PCR検査の精度が議論されていますが、精度のばらつきは検体採取のばらつきが原因です。この時期に、検体採取の精度向上のトレーニングをすることは、全ての国の医療機関において等しく重要な課題であると考えます。
釈迦に説法ではありますが、陽性患者を早期に発見し、適切なトリアージが行えれば院内感染を防ぐ有効な手段となるでしょう。

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フォーラムNo.75 うららかな春の日に思う  
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