病院経営に求められる継続的な課題

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フォーラムNo.S-1

新型コロナ感染患者退院後の対応について

東海地方の某県立中央病院において、長く契約している現行の清掃会社から、新型コロナウイルスに感染した患者を入院させていた病室の清掃を行うことが出来ないという申し出があった。その会社の言い分としては、自社の社員が感染した場合に責任が持てないためということであった。
毎日、感染のリスクと背中合わせの状況で新型コロナウイルスと闘っている病院の方々からすれば、病院清掃に長らく携わり、結核などの感染症から身を守る知識も経験も持っている専門の会社であれば、これまで同様の感染対策をしっかりと行うことで、感染のリスクから身を守ることは可能だろう。この状況で病室の清掃まで病院スタッフが行うことは難しい、と言いたいところであろう。
ただ、新型コロナウイルスの感染力や生存期間が良く分かっていない現状において、万が一、清掃会社の社員が感染する、もしくは感染せずともウイルスを院内中にばら撒くことになってしまっては、病院の責任問題にもなりかねない。そこで、我々は幾つかの病院に対応方法について問合せを行ったが、ある病院では病院職員が消毒・清掃を行い、ある病院では病院職員が消毒を行った後に清掃会社が清掃を行っていた。
当研究所としては、病院職員に大きな負担が掛からぬよう、病室の消毒を病院職員が行って感染リスクを可能な限り無くした上で、現行の清掃会社に清掃させる方法が現実的な対応ではないかと考える。参考にして頂きたい。
なお、入院中に使用されたリネン類は、ホルマリンや次亜塩素酸ナトリウムを使用して消毒した後にリネン会社に出す場合が多いようだが、処理の手間や消毒液の被爆による健康被害を考えると、そのまま廃棄することを選択しても良いのではないかと考える。リネン会社によっては廃棄用に安価な製品を供給しているところもあるため、問合せしてみても良いだろう。


2020.4.23 ヘルスケア・システム研究所 内山雄介

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