病院経営に求められる継続的な課題

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No.N-03

10月を振り返って〜学会報告etc.

暦でははや11月。一年もあと2ヵ月足らずとなりました。読者の皆様も忙しい日々を送られているかと存じますが、私にとっても先月10月は当研究所主催のストラテジー・カンファレンス、そして千葉幕張で開催された全国自治体病院学会等、イベントの多い月でした。秋にふさわしいアカデッミクな集いの中で幾多の学びがありましたが、その中で印象に残っていることをご紹介したいと思います。

ストラテジー・カンファレンスでは、九州大学大学院法学研究院教授の五十川先生に「医療関係訴訟の最前線」というテーマで講演をしていただきました。当日は多くの医療職の方、医療関連企業の方々にお越しいただき、このテーマに対する関心の高さを感じました。講演では、医療過誤は「診療の過誤」と「説明の過誤」に分けられるのだということを教えていただき、今さらながら、患者への説明や情報提供、すなわちインフォームドコンセントの重要性を再認識させられました。そして、医療の発展とともに訴訟判断も変わっていくだというお話も印象的でした。

一方、全国自治体病院学会は「医療がつくる地方創生 ~2025年、その先へ~」がテーマでした。超高齢化社会においては医療だけでは不十分で、福祉・介護にも視野を広げた医療政策、地域計画が必要であるといった点から、医療を核に様々な社会のテーマとの接点を考えるような、従来とは違った講演も多くありました。その中で、産業医科大学の松田先生は、ご自身のDPC分析をもとに、急性期病院の患者の高齢化率が非常に多くなっており、介護と医療はもう切り離せない、ということ発表されておりました。

さらに東北芸術工科大学の山崎先生、そして学会長であられる邉見先生は、住民参加型のまちづくりの重要性を強調され、その中で今後の自治体病院のあり方や役割を訴えられておりました。これからの病院運営においては、単なる医療の話にとどまらず、私たちの地域そのものをどう形作るかという、大きな視野での検討が重要になってくるのだと感じます。

10月はさらに、衆院選や大型台風もありました。ここから年末までは、一気に駆け抜ける感じです。皆様もどうぞお元気でご活躍ください。

 

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