病院経営に求められる継続的な課題

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営にとっての薬剤費(2)

No.3

病院経営にとっての薬剤費(2)

病院は、医薬品だけではなく診療材料や高額医療機器等、多種多様な購買活動を行っている。

医薬品は薬価という公定価格があり、より安く仕入れるためにそれぞれの病院で交渉努力が続けられている。では病院毎に等しくその成果が上がっているかというと、努力は報われていないケースが多く見られる。  

一例をあげれば、500床クラスの大型急性期病院において納入価を比較した場合に、総価に対する値引き率でみて5%内外の差があるケースも見受けられる。

これを購入額ベースにおきかえると、1億円超の差が発生する事になる。同じ診療報酬で同レベルの医療を提供して、このようにコストに差がでてくると、高く仕入れている病院は経営が苦しくなって当然である。  

医薬品以外の購入活動が影響また、この原価構造は医薬品だけではなく、他の購入活動も同様の仕組みである場合が多いので、大規模病院になればなるほど交渉上手な病院と交渉下手な病院とで、病院間の購買力格差は大きくなってくる。  

病院の経営(運営)改善のためには、交渉力の向上が必須であるといえる。

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