病院経営に求められる継続的な課題

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n-12

No.N-16

下期薬価交渉の本番を控え

明けましておめでとうございます。
皆様方のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

このフォーラムが出るころは、医薬品価格の下期妥結に向けての価格交渉が行われている時期だと思います。厚生労働省の「流通改善ガイドライン」でいう、その薬の"価値"に見合った金額というのは、結局どこからも示されず、何を基準にして交渉すればいいか分からない状態です。そこで当研究所では、上期のベンチマークによる中央値(平均値ではありません)がその薬の価値に合った価格の判断根拠の一つと判断し、それを基準に価格交渉をクライアント病院にしてもらっております。ベンチマーク上の最安値は異常値が多く、信憑性がないと判断しており、逆に中央値には一定の信頼性があると判断しているからです。
また、当研究所では、価格交渉の対象外、または特定交渉品に指定する高額薬剤を決めております。希少疾病の治療に用いる薬や、従来の薬剤とは採用基準が大きく異なる薬剤であるなどの特殊性を考慮し、そもそも交渉対象から除外するか、もしくは特定枠にて交渉するか、という分類を設けています。参考のためにそれを示しておきますので、交渉にお役立て頂ければと思っております。

  • 特定交渉品:交渉は難しいが、施設間の価格差は多少あり、交渉の余地はあると判断するもの
  • 交渉除外品:全国的にほぼ一律的な価格となっている製品であり、交渉の余地がないと判断するもの

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