病院経営に求められる継続的な課題

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n-12

No.N-18

平成最後の薬価交渉。そして、その先へ …

平成最後の薬価交渉を終え、一息いきたいところですが、もう2019年度の勝負は始まっています。当研究所の2019年度購買適正化は「混迷の時代こそ攻めの一手で現状突破!」をスローガンに、病院運営維持のための、「攻め」と「守り」を提案したいと思っております。

病院が個々の力でなく、チームとして「攻め」と「守り」に本気で取り組んでいる姿勢を、卸そしてメーカーの方々にも理解してもらい、医療崩壊を食い止めなければならない「時」がきていると考えております。

ここで当研究所が考えている項目ごとのテーマを少し挙げておきます。

医薬品  
 「攻」

  • 使用する診療科とも連携し、メーカーヒアリングを強化・進化させる。
  • 卸とメーカーとの帳合のマッチングを精査。価格交渉力や商品提案力からみてメーカーに対する主導権のない卸は・・・。

 「守」

  • 同等品の整理・集約化、後発品採用の検討を踏まえ、フォーミュラリーの展開を始動。
  • 使用効率の改善も薬価差益確保の一手。メーカー・卸の返品対応での協力を要請し、また高額医薬品管理の提案も要請する。

診療材料  
 「攻」

  • 交渉ターゲットを卸からメーカーに。地域医療への貢献を考えない企業には撤退を求める。
  • メーカーには個々の事業部を統括する営業責任者の同席を求めるなど、メーカーヒアリングの定型を作り上げる。

 「守」

  • 前年度からの課題の積み残し、特に逆ザヤ品、掛け率アップ品目の継続交渉。
  • 他施設の動向にも着目し、削減効果の大きな同等品での切り替え検討を。

この他にも、医療機器の購入と保守・情報システム・SPD・検査・医療事務・その他委託についても各々「攻め」と「守り」の対策を明確にし、2019年度を進めていく必要があると考えております。

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