病院経営に求められる継続的な課題

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営にとっての薬剤費(4)

No.5

病院経営にとっての薬剤費(4)

経済的合理性を求められる病院最近、ベンチマーキングという言葉が流行っているが、まず病院担当者が心掛けるべきは、自院の購買価格のポジショニングの確認である。
一般の商取引においては、ボリュームユーザーに対しては相応値引きをするのが常識であるが、医療の世界においては、この常識は全くあてはまらない。

過去の経緯を見ても、病院経営について今ほど問題視されていない頃は、医療技術の進歩のためにヘビーユーザーほど高値で、薬剤、材料を購入する傾向にあった。
その頃は政府も、自治体病院の経営母体である自治体も潤沢な予算があり、この点が問題視されることはなかったのである。近年、医療費亡国論に見られる様な、医療費の増加による国及び自治体の財政状況の悪化によって、にわかに経済的合理性を問われているのである。

しかし、各自治体の職員は過去何十年と、公平性や透明性を担保することを求められ、又トレーニングされてきており、ここに急に合理性を要求されるのは、たしかに気の毒ともいえる。

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