病院経営に求められる継続的な課題

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No.54

今年度のまとめ

平成28年度のフォーラムも今号が最終となります。
本年度は診療報酬の改定、高額医薬品の登場など病院経営にとって逆風が吹き荒れた年度でした。平成29年度は薬価改定がないとはいえ、この厳しい状況は続くと考えます。残念なことに、この逆風は総医療費の抑制という政府の方針が変わるまで続くと思われ、そうであれば、これからの高齢化を考えると、この政策は永続的なものであると考えられます。
自治体病院においても、平成28年度は黒字から赤字に、また赤字幅が大きくなる病院が続出しそうです。自治体病院においては、改めて地域医療ニーズに適応した柔軟な病院経営をしていく必要があります。 フォーラム54
そのなかで当然、医薬品をはじめとした物品購入の適正化は継続的に取り組む課題です。とくに次年度は、このフォーラムでも、オプジーボの問題に加えて、MSDのキイトルーダや今年秋に予定されている中外製薬の新薬など、大型新薬について多角的な評価をしていきます。さらに、病院経営の強化という点では、増収対策も必要です。平成29年度のフォーラムにおいても、コストコントロールと増収対策の2本立てでいきたいと考えています。
本年度の締めとしまして、4月以降もより強い交渉を各病院でがんばって頂くようエールを送ります。
1年間のご愛読ありがとうございました。

 

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