No.24
病院経営にとっての薬剤費(23)
平成25年度末の各病院の薬価値引き交渉もほぼ決着がついたといえます。
例年なら、4月からの新年度を迎えて休憩という雰囲気が漂いますが、今年はそうもいきそうにありません。
薬価交渉に関してだけでも課題、難題が山積みです。
後発品置き換えの数量ベースでの60%クリア、早期妥結へのプレッシャー等、頭の痛い問題が多々あります。
これまでの薬価値引き交渉では、各病院がどれくらいの薬価差益を確保するかということが焦点になっていましたが、今後はDPCの係数等、病院経営全体に及ぼす影響が看過できず、より問題は複雑化していきます。また、消費税の問題も頭が痛いところです。去る2月に公正取引員会から全国自治体病院協議会に対しても、消費税増税分3%に対応した値引き要求は不当であるとの通達があったところです。
今後は上記のような問題に留意しつつ、病院としてより戦略的な薬価交渉が必要となってきます。 続
フォーラムNo.76 再度の緊急事態宣言、そして延長の顛末に思う
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