K-15
原価管理体制について(そのまた続き)
残暑お見舞い申し上げます。今年の夏はどちらの地域にお邪魔しても「暑い!」の一言です。どうぞ、読者の皆様も体調管理にご留意ください。
さて、シリーズでお話ししている手術の原価管理が今回もテーマです。手術原価管理は、今いろいろな施設で取り組みが始まっています。そうした施設での内容が充実していくと同時に、先行事例に続けと裾野が急速に広がっていくという、まさに揺籃期にあります。そうした時期にあって、原価管理の仕方は、実は施設ごとにまちまちで、考え方やデータ収集法に差があります。
いくつか、典型的なパターンを上げてみます。
(1)キット導入や手術材料のセット組の派生として原価管理のデータの蓄積を行って
さらに、診療材料はどこまで含めるか(特に償還の対象ではない衛生材料などをどのレベルまで把握するか)、具体的な材料のカウント方法(使ったものを全て拾い集める「ゴミ箱」方式か、あるいは予め定められたセットからの残差チェックで使用したものを把握する方式か)なども各施設マチマチです。
そうなれば当然、個々の原価管理から導き出された結果というのも、施設ごとにその定義や意味合いが異なる固有性の高いものとなります。
フォーラムNo.76 再度の緊急事態宣言、そして延長の顛末に思う
...詳しくみる
075-223-2260 |
075-223-2060 |
〒604-0042 |