病院経営に求められる継続的な課題

新着情報

営にとっての薬剤費(3)

No.4

病院経営にとっての薬剤費(3)

薬価の情報収集交渉力アップの為には、何が必要か?まずは<情報>である。薬価交渉のみならず、あらゆる交渉事において、相手方についての情報収集は必須である。

多くの病院において価格交渉は事務方が担っている。その場合に、県立病院や市立病院等においては、事務担当者が定期的に異動してしまうので、価格交渉情報が断絶しているケースが多い。

4大ディーラーを筆頭とした納入企業各社のシェア、新薬、後発品、さらにはオーファンドラッグの状況、また他病院での実勢情報等、価格交渉に必要な情報が、担当者が変わる事によって組織内で継承されていないのである。

ディーラーやメーカーは、各病院についての詳細な価格情報をもっており、それに基づき、1円でも高く買ってもらおうとしているのに比べ、病院側の対応はまるで無防備であり、いわば赤子の手をひねるような形の交渉に終始している病院が多々見られる。

なぜこのような状況になるのかという点を次回論じる。

<< 次へ前へ >>

 

 

 

フォーラムNo.76 再度の緊急事態宣言、そして延長の顛末に思う  
...詳しくみる

ヘルスケアシステム研究所

075-223-2260

075-223-2060

info@hcs-ri.com

〒604-0042
京都市中京区西洞院通押小路下る押西洞院町590番地5 ライフプラザ烏丸御池2F(西洞院通御池北西角)