病院経営に求められる継続的な課題

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フォーラムNo.S-5

卑怯者のはびこる国

アベノマスク、Go Toキャンペーン、なんと貧困な発想でしょうか。まるで新橋の居酒屋で酔っ払っているおじさんレベルの話ではないでしょうか。
いやしくも一国のトップである安倍首相の廻りには、この程度の案しか思いつかないイエスマンばかりなのでしょうか。アベノマスクに関していえば、マスク調達先は実は4社でうち3社は実態のある企業ですが、1社は福島県のプレハブ小屋が本社であるペーパーカンパニーです。
全国民が新型コロナウイルスと戦っている最中に、貴重な血税(断じて財務省や政府のお金ではない)を吸血鬼のごとく吸い取り、私腹を肥やしている政治家がいるのです。
ちょっと調べればわかることを報じないマスコミも言語道断です。
大東亜戦争当時の大政翼賛会的報道姿勢をすこしでも恥じる良識が残っているのであれば、今からでも遅くないので、徹底的に事実関係を調査し報道するべきでしょう。
このゴールデンウィーク中、筆者は毎日家の周りを歩いていました(当然3密は避け、マスク着用です)が、いろいろな店で布製マスクが売られていることに驚きました。安倍サンに心配していただかなくても、庶民の知恵と工夫は侮れないのです。
それに対し、現在の急務は医療用のN95マスクの不足です。竹やりで新型コロナウイルスと戦うといっているのが、安倍サンにはわからないようです。医療崩壊を防ぐためにも、医療用マスク・フェースシールド・防護衣をどのように確保するかが政治の力量であると考えるが、政府・自民党・各省庁とも全くあてになりません。
国会議員諸氏はこのような非常時に指導力を発揮してくれることを信じて一票を投じてくれた国民のために、今なにができるかを真剣に考えるべきです。これは野党議員も同様であると思います。
次に、PCR検査の総数が増えないのはなぜでしょうか?一国の首相がどこかで目詰まりしていると発言するとは情けない限りです。行政に対して指導力を発揮できないのであれば、今すぐ退陣すべきです。吉村大阪府知事の出口戦略という言葉にイチャモンを付ける西村経済再生担当大臣もケツの穴が小さい男です(失礼)。
国が具体的な目標を提示できなかったことを恥じよ。人の言葉の揚げ足取りをしている場合か。これだから官僚あがりの政治家は、と言われるのです。いい加減縄張り根性は捨てろと言いたい。
文句をつけたその夜に記者会見で目標を提示するといった安倍サンの醜態。今になってPCR検査を増やすべきであったと、いけしゃあしゃあという専門家会議の尾身副座長。この人は元々は臨床をしている医師たちの間ではあまり評判がよくないのですが、信念のなさが垣間見えます。今になって体温37.5度4日間の規定を変更する厚生労働省。
日本はいつの間にこのような卑怯者の集団になったのでしょうか。
医療の分野でひとつはっきりしたことは、公衆衛生や疫学を専門にしている輩は信用できないということです。
医師は臨床がすべてです。医学部を卒業し、国家試験に合格すれば医師ですが、臨床をしたことが無い人間が医師でございと、したり顔をして発言するのを見ていると、虫酸が走ります。臨床をしていない人は、医師ではなく研究者と名乗るべきでしょう。
でないと、感染の危機にさらされながら、貧弱な防具で戦っている真の医療者に対し失礼であろう。

2020.5.7
株式会社ヘルスケア・システム研究所
代表 中野 一夫

 

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