病院経営に求められる継続的な課題

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n-12

No.N-14

2018全国自治体病院学会に参加しました!

10月18、19日、福島で開催された全国自治体病院学会に出席しました。今回の学会テーマは、「地域医療の明日を拓く~自治体病院の機能分化と連携強化~」でした。
我々のクライアントの多くが地方にある自治体病院なのですが、今自治体病院の中には、将来に(多少なりとも)光が見える病院と、そうではない病院とがあるように思えます。光が見える病院は、例えば地域包括ケアシステムをイメージし、住民が安全で安心して暮らせる街づくりに向け歩み始めている施設や地域であると感じています。すなわち、高度急性期医療、急性期医療、慢性期医療、介護・在宅医療そして予防検診の連携を目指し、住民全員参加型で、安心して暮らせる町づくりを具体的に構想できている病院です。
今回の学会でも、自治体病院自身の役割のパラダイムシフトが一つの重要なテーマであったと思います。すなわち、上記以外にも福祉、周辺地域との連携など、その役割が多岐にわたるものでなければならないと。そしてその核となり町づくりを牽引するのが自治体病院の役割であると。いくつかの講演でも、そのようなメッセージ繰り返し聞かれたことが印象に残った学会でした。

*  *  *

ここでひとつお知らせです。全国自治体病院協議会前会長の邉見公雄先生が、「特定非営利活動法人 地域医療・介護研究会JAPAN」を今年7月に設立されました。先生に置かれては、人口が都市部に集中し、そして資源の偏在化に伴い、地方の医療・介護が危機的状況にあると危惧されております。そこで、医療・介護従事経験者や学識経験者、その他医療に関わるものがその知見を活かし、地域を活性化し、住民が安全で安心して暮らせる町づくりや情報提供のできる組織を作りたいとのことで、本団体を発足されました。
来年1月12日には、京都大学国際イノベーション棟5階で第1回LMC(Local Medical Care)研究集会が開催されます。そして続く2月23日には、志摩市民病院と共同主催で第一回LMC地域交流会も開催されます。ホームページをご確認のうえ、ご参加のほど、そして会員も募集していますので、どうかよろしくお願いいたします。
特定非営利活動法人 地域医療介護研究会JAPANのホームページはこちら。
http://www.lmc-japan.jp/

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