病院経営に求められる継続的な課題

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n-23

No.N-23

購買適正化についての新著が出ました!

残暑お見舞い申し上げます。
常気象に伴う猛暑が各地を襲い、また局地的豪雨による被害の知らせも相続いでおります。そうした時節ではありますが、皆様方のご健勝をお祈り申しあげます。
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さて、今夏、当研究所から書籍が発刊されました。今回は、その紹介をしたいと思います。
『「病院経営」を強化する 購買管理戦略』と題し、株式会社じほうより7月26日に出版されたこの書籍は、当研究所としては第3弾となります。前著から早4年が経過、その間に社会情勢や医療環境は大きく変化しており、読者の方々より直近のテーマについても扱って欲しいという要望もあり、今回の書籍の出版に至りました。
新著は、これまでの病院購買の流れを振り返り、次の病院経営の時代にどのような購買戦略が求められるのかがテーマとなっております。医療制度に関わるさまざまな議論が展開され、またほぼ毎日のように新たな高額薬剤の上市をはじめ、医療技術の開発や製品化のニュースが伝えられています。その一方で、人材不足や働き方改革といった社会的なテーマは、病院で働く医療従事者の問題であると同時に、医療の周辺にあるさまざまな企業の業態にも影響を与えています。こうした新たな時代のうねりが、病院経営の行く先に大きな不安と課題を提起している状況です。そうしたなかにあって、今回の書籍は前著から変化した病院運営の環境に焦点を当てるようにして執筆しました。また、より具体的にするために、組織運営・医薬品・診療材料・SPD・高額医療機器・医療情報システム・検体検査・医療事務・委託業務、各項目にチェックシート、そしてQ&A方式で、より理解されやすくしたつもりです。病院従事者、医療関連企業に従事しておられる方々にはぜひ一読していただき、業務に役立てていただければと思います。

(第三弾書籍の購入についてはこちら「書籍のご案内」のページ下部をご確認ください)



追記
このフォーラムを執筆している8月19日に厚生労働省より、今年10月からの消費税対応の診療報酬改定についての告示がありました。薬価、材料価格の市場実勢価格に消費税率引上げ分を乗せた見直しとありますが、実質は予想通りマイナス改定となっております。各施設においてどれだけの影響となるのか、直近の実績に基づいた精緻な分析を行い、この9月、10月に対応策を検討し、下期に実行に移していただくことが重要と考えております。企業からも提案や協力を募り、いち早く対策を立てるようお願いします。

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